10月23日から四季彩舎で山本靖久展 開催:あわせて主体展のふりかえり

主体展でもご紹介した山本靖久画伯の個展があります。

山本靖久展 生あるものたちへーTo all creatures=

2017年10月23日(月)~11月1日(水)  11:00-18:30
お休み…10月29日

場所: 四季彩舎  京橋2-11-9 西堀11番地ビル2F

紹介URLはこちら。

主体展出品作品は以下です。


山本靖久「煌悠」

黒く見えるのは銀を貼ってから焼いた(化学反応させた)もの。
黒い絵の具ではなくて。まさにいぶし銀。
白いところは胡粉。日本画の画材を使っている。
学生時代から、絵の具の油分を抜いて使っていた。

最初に色を置いていく。そこでやめたら抽象画になっている感じ。
そこから描きこんでいかないと自分の絵にならない。

人物はよく聞かれるけれども、どこの国の人ということではなくて、
思い浮かんだ人物を描いている。モデルがいるわけじゃなくて。
真ん中の人物の顔の向きも最初とは角度が変わってきた。

何で象がいるのか…。丸い形のものが好きだから、象の丸い形がいい。
円山応挙の犬の絵は丸くてかわいい。「円山応挙 犬」で検索をかけると出てくる。
手前にいる犬もデッサンをしたのではない。むかし家で犬を飼っていたけれど。
手を伸ばした先にある果物は…あれはマンゴー。柿じゃなくて。

定型のキャンバスを使わずに、絵に合わせて整形している。
小さなスケッチブックをいつも持っていて、構想が浮かんだらスケッチしておく。
電車に乗っているうちに、3つも4つも思い浮かぶことがある。
ところがどうしてっていうほど、なかなかできないときもある。

最初のスケッチから始まって、作品に仕上げていく。
この作品は描きだしてから2カ月くらいかかっている。 (以上、如是我聞)