山口実先生から、ご指定のあったモチーフを描いています。
F6号のキャンバスに。
同じくF6号。
F6号のキャンバスに。
同じくF6号。
F4号のキャンバス。
今回は、こんなところでした。絵の活動とは別に、区民展で展示いただく作品を社教館にお渡ししています。もう少しで、全員の作品がそろいます。
まだ暑くて、いささか参りますが、それでも一番暑い時期は確実に過ぎてゆきました。秋はもう少し先かもしれません。
いま主体展が開催されています。上野の都美術館の会場には、山崎弘先生、有馬久二先生の作品が展示されています。
主体展は16日まで(9:30-17:30:最終日は14:30まで)です。
9月18日からは行動展が始まります。山口実先生が出品されています。
次回は山口実先生のご指導です。
どうぞ皆様お元気でお過ごしくださいませ。
来週も、よろしくお願いいたします。
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山口先生から配られた資料。
ジョルジョ・モランディに学ぶ (Giorgio Morandi)
1890~1964(64歳)イタリアボローニア生まれ。20世紀前半に活躍した画家。前半は未来派(ボッチョーニ、カルロカッラ)、形而上絵画運動(キリコ)にかかわったが、深入りすることなく、故郷のボローニアの美術学校の版画教師をしながら、10号サイズぐらいの画面に静物画を中心にひたすら独自の芸術を探究し 1350点の油彩を残した。
1950年代からヴェネツィア・ビエンナーレに出品。
1953年 サンパウロ・ビエンナーレ 版画部門大賞
1957年 サンパウロ・ビエンナーレ 絵画部門で大賞
モランディはほとんど同じようなビンや器の埃のかかったままテーブルの上に整然と並べ、組み合わせや光の当たり方を少し変えたものを執拗に繰り返し描いた。モチーフは自己の内面を表現する道具であって、それ自体は重要ではない。そこに現れる調子、色彩、形体をマッス(量塊)としてとらえることが絵画であると考えた。
リズムよく配置された簡素なモチーフを乳白色を基調とした柔らかな色彩で描いた作品は静謐であり荘厳である。評価としては、初期ルネッサンス芸術の荘厳で謙虚な造形性と、シャルダンやセザンヌに見る近代絵画を持ち併せていて今日では20世紀最高の静物画家とみなされている。
ジョルジョ・デ・キリコ
1888年 イタリア生まれ 1978年 90歳で逝去。1910年 形而上絵画を手掛ける。
ピエト・モンドリアン
同時代にオランダの画家ピエト・モンドリアン(1872~1944)が世界的に評価を受けており、モンドリアンの具象から抽象絵画への変遷に、対抗して具象絵画を探究したと言われている。
1940年に戦火を避けニューヨークへ、1942年初個展、1943年「ブロードウェイ・ブギウギ」をニューヨーク近代美術館が購入した。現在では出身地オランダで高く評価されている。
パブロ・ピカソ ジョルジュ・ブラック 1907年 キュービズム運動を始める。
マルセル・デュシャン 1917年 男性用小便器(噴水)を発表。レディメイド芸術とした。